突然ですが、わたしのここ数年のモーニングルーティーンは「タロット」です。
占いのイメージが強いタロットですが、わたしは「占い」としては使いません。Yes/Noの答えを聞いたりもしません。そこは、自分で決めたい派なので。
わたしが毎朝やっているのは「3枚引き」。78枚のタロットカードから直感で3枚を引き、引いた順に「現状・現状へのアドバイス・アドバイスの補足」と仮定して内容を読んでいます。
内容を読むというより、カードのメッセージをきっかけに、自分の現状について思いを巡らせる感じ。これが案外、毎朝「心を整える」のにいいんですよ。
ポチアメリカに住んでる人に朗報。日本で買うよりタロットが安いから、気軽に試せるよ!
伝統的なウェイト版で挫折
わたしがタロットを始めたきっかけは、日常の中にちょっとした「偶然」が欲しかったから。いざカードを引き始めると、偶然出たカードのおかげで自分の無意識に気づけることも多く、とくにストレスや課題を抱えているときに助かりました。



78枚のタロットが示すのは、一人の人間の成長の物語。各カードに典型的な「精神的な成長のステージ」や「人生の転機」が描かれているよ。
今ではすっかりモーニングルーティーンに定着していますが、道はちょっと険しくて、まず定番の「ライダー・ウェイト・スミス版」(以下ウェイト版と省略)で躓きました。
20世紀初頭に完成したウェイト版は、絵柄の抽象度が高く、象徴もきちんと理解する必要があります。わたしにはお勉強する「根性」が足りませんでした。



まずは、もっと直感的に理解できるタロットを試してみたい… (勉強イヤ)
ライトシアーズとの出会い


クリス・アンの「The Light Seer’s Tarot」(以下ライトシアーズと省略)は、もとはクラウドファンディングで製作されたインディーズ系のタロット。2019年の正式発売後は、世界中で人気のロングセラーとなっています。
あまりに評判がいいので、ひねくれ者のわたしは買うのをためらったのですが、買ってみたところ単に「万人受けするタロット」ではありませんでした。
クリス・アンが描いた最初のカード|ワンドの4


クリス・アンが最初に描いたライトシアーズのカードは「ワンドの4」。彼女はこのカードをタブレットに向かって描いていた時、カードの世界に足を踏み入れて周囲を見回すような強烈な没入感を得たのだそうです。
伝統的なウェイト版の表面をなぞって新しい絵柄をデザインするのでなく、カードが象徴する世界そのものに入り込み、内側で感じ取ったものを描く。ここがライトシアーズの独自性だと思います。
タロット原案者自身が、これほどの画力を持つのは稀有なこと(ウェイト版も原案と作画は別の人です)。あと、彼女のインタビュー動画を見たら、本当に温かくて素敵な方で、一気にファンになってしまいました(笑)
絵柄比較|ウェイト版とライトシアーズ
ライトシアーズは、伝統的なウェイト版を現代的に描き直しているだけでなく、クリス・アンならではの「もう一歩」踏み込んだ視点があります。
手持ちのSmith-Waite Centennial Tarot Deck(ポケット版)と比較してみました。
🌿スミス・ウェイト・センテニアル タロット(ポケット版)
復刻版ならではの穏やかな色合いが魅力。ポケット版はカードがシャッフルしやすくておすすめです。
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ライトシアーズは怖くない


- 「死神」は、「死と再生」という人生のサイクルと変容を意味するカードに。
- 「悪魔」はイケメンに!
- 「塔」は、木に落雷し、巣を失ったリスの姿に。
ライトシアーズはパワフル


- 「女帝」は、お腹に地球を宿した「母なる地球」そのものに。
- 「隠者」は掲げていたランタンを山のふもとに置き去りに。(内面から光を放っているから、もう必要ない)
- 「吊るされた男」は、ダイナミックで、強い意志を感じさせる姿に。
ライトシアーズは優しい


- 「ペンタクルの5」は、扉を開ける鍵が、見える場所にそっと置かれた構図に。
- 「ソードの10」は、砂の上に痕跡を残して、もう立ち上がった姿に。(「ソード」は「カラス」で表現)
- 「ワンドの10」は、自分だけで頑張るのをやめ、助けを借りて歩みを進める姿に。
🌿ライトシアーズタロット(デッキ)
絵柄を楽しめる「通常版」と場所を取らずに使いやすい「ポケット版」があります。
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※出版社やメーカー名に「Hay House」が入っているのが正規品です。
解説本|Tarot for Light Seers
ライトシアーズには、クリス・アンが書いた解説書「Tarot for Light Seers」もあります。
実はクリス・アンは、元々マーケティング戦略家で、ブランディング会社を経営していた人。だから解説書は、スピリチュアルっぽさもありつつ、説明が分かりやすくて的確です。
カードごとの解説内容
本の冒頭でライトシアーズのコンセプトを説明し、スプレッドを色々紹介した後は、それぞれのカード解説に入ります。


これは、カードに込められた象徴や彼女のアイディアが、メモ風にあしらわれたページ。


カードごとの解説は、タロットに付属した解説書より充実しています。
- Light Seer(正位置)の解説
- Shadow Seer(逆位置)の解説
- カードが語る物語
- カードからのメッセージ
- カードのアファメーション(心を整えるための肯定的な言葉)
- あなたへの問い
ライトシアーズは、「Light(光)」だけでなく「Shadow(影)」に向き合うことも大切にしています。「あなたへの問い」もその延長線上にあり、自分と向き合うきっかけをくれる質問が添えられています。
ウェイト版との対照表


巻末に、ウェイト版とライトシアーズの「象徴」の対照表が載せられています。
ウェイト版があることで、ライトシアーズの理解が深まります。わたしはこの対照表を見ているうちに、なんとウェイト版まで使えるようになってしまいました!(笑)
まとめ|親しみやすくて、深いタロット
ウェイト版の「お勉強」で挫折したわたしですが、ライトシアーズは直感的に分かりやすく、引いているうちに自然にタロットを理解することができました。
わたしの場合、解説本の対照表のおかげで、知らないうちにウェイト版を覚えていたのも嬉しい誤算です。
ライトシアーズは親しみやすいけど、とても深いタロット。自分の心と向き合うツールが欲しい方に、おすすめします。



